この不況、不況と言われるご時世。
外食店も小売店も、売れない売れないと嘆いています。
しかし、そんな中でも、売上を伸ばし続ける店舗があります。
そう言う店舗には、その原因となっている「店長」がいます。
その店長は、一体何をしているんだろう?
何年間もこのテーマで観察をし続けてきました。
そして、ようやく気がつきました。
売上を伸ばし続ける店長には、共通する特徴があったのです。
ファーストフードの店長も、
専門店レストランの店長も、
同じです。
こう言う店長は、
「お客様視点になりきる日」を作っています。
意識的にされている店長もいます。
無意識にそうされている店長もいます。
「お客様視点になりきる日」
それは、「お客様気分でいる日」とも言えます。
つまり、お休みの日です。
お店で働いていない日です。
こういう日は、自分は何らかのお店のお客様です。
物を買うか、サービスを受けるか、
いずれにせよ、この時はお客様です。
こう言う店長は、このお客様の時の気分を、冷静に観察しています。
プライベートでのお客様の自分を、
じっと観察している自分がいるのです。
嬉しかった時、
悲しかった時、
感動した時、
憤りを感じた時、
お客様としての感じ方を身体に染み込ませています。
そして、それをそのまま仕事に持ち込みます。
なので、自店舗で仕事をしている時も、お客様の気分が理解出来るのです。
誰もが、お客様を経験しています。
にもかかわらず、お客様の気持ちが理解出来ていない店長やスタッフがいます。
こういう人は、自分が、お客様の時の気持ちを忘れているのです。
よく「お客様の立場に立って考えましょう」と言われます。
けれど、何をして良いのかが解らない。
どうやったら、お客様の立場に立てるのか?、それがよく解らないと言うのです。
そういう質問をよく受けます。
私の答えは、簡単です。
この店長のように、自分がお客様の時の「お客様気分」を忘れないこと、
そして、仕事の時も、「お客様気分」を忘れないようにしてみましょう。
これが答えです。
お客様気分を忘れないから、
お客様視点にも立てるのです。
だから、気の利いたひと言が言えますし、
気遣い、心遣いが出来るのです。
売上を伸ばし続ける店長は、
「お客様視点」を持つ為に
「お客様気分」を仕事に持ち込みます。
誰もが、「お客様」を経験しています。
是非とも、お店に戻っても、その時の気持ちを忘れないようにしましょう。
そうすれば、あなたも今日から「売上を伸ばし続ける店長」の仲間入りです。