「従業員満足度調査」の総合満足度〇〇%には意味が無い

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2013年10月08日 05:25



「『従業員満足度調査』で80%だ90%だと言っても意味が無いことがわかって頂きましたか?」

ここまでブログを読み続けて下さったあなたにはもうおわかりでしょう。「従業員満足度調査」における総合満足度については、実はあまり意味が無いのです。まあ、「意味が無い」という言い方はちょっと極端ですね。言い方を改めましょう。「従業員満足度の総合満足度の数字で一喜一憂することにはあまり意味が無い」ということです。

「従業員満足度調査」とは、パート・アルバイトの方達が、「あなたの店で働いていることに対して「感謝・誇り」を感じる」と言うステージに歩んでいくために、あなたが今日も行っている数々の施策に対して、彼らが、今どれくらい満足してくれているのか?を知り、不満足のポイントはいったい何なのか?を把握するためのものなのです。

なので、「第6段階の『感謝・誇り』」に到達もしていないのに「90%」とかの評価をパート・アルバイトがしても、素直には喜んじゃあ行けませんよ!と言うことです。喜ぶのならば、全員が「第6段階の『感謝・誇り』」に到達し、その上で不満足ポイントが無く、総合満足度が100%になったら・・・・・その時は、きっとこんな調査をする必要も無いくらいもの凄いお店になっていることでしょう。

「従業員満足度調査」には、実施する目的があります。
それは、目指すステージに対して、「現在地」を知るという目的です。

「従業員満足度向上」にも、目的があります。

それにより、お客様により高い満足感を提供する
ムリムダムラを無くし、より高い生産性を獲得する
働きたい人が増え、人不足が解消する
などなど・・・

ではあなたの店が、「第6段階の『感謝・誇り』」に、到達した時に、誰が何を得ることが出来るのでしょうか?

パート・アルバイト自身は何を得てどうなっていますか?
お客様はどうでしょうか?
店長であるあなた自身は何を得ているでしょうか?
そして、そんなパート・アルバイトでいっぱいの店はどうなっていますか?
チェーン店ならば、あなたの店は他の店から見てどんな店に見えているでしょうか?
商店街やショッピングセンターの他の店の人達はどう感じているでしょうか?
さらに、ご近所さんは、何と言っていますか?

「従業員満足度」を高めていくのは、それだけが目的では無く、それによって生まれてくる多くの相乗効果も「目的」になります。あなたの会社が目指す理念やビジョンと、あなたが目指す店の姿をしっかりとマッチングさせて、誰の為に?何の為に?と言う問いをしてその答えを持って、「従業員満足度調査」に取り組んで行きましょう。

「お客様満足度調査」しかり「ミステリーショッピングリサーチ」しかり、実施するための目的と意味を理解すれば、軸はぶれませんからね!

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