新人店長は「スタッフの身だしなみ」に徹底的にこだわろう

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2014年01月28日 12:41




「Aさんおはよう。シャツが背中から少し出ているよ。前髪が目に掛かっているので、ピンで留めようね。靴はオッケー!爪もいいね!よし!では、笑顔200点で仕事を始めましょう!今日もよろしく!」

この店長は、毎日スタッフが出勤してくると、細かく身だしなみの確認をします。でも、このように毎日チェックをしていても、なかなか全員が100点満点でシフトインをしてくれません。特に、この店のまだ若い高校生のスタッフは、日頃の生活から「仕事についてのプロ意識」を持つレベルには至っていないため、若い世代の流行に大きく影響され、その流れのまま仕事に来てしまいます。店で仕事をするときの身だしなみについて、まだ「プロ」とは言えないレベルなのです。

それでも、店長は、毎日厳しく言います。いや、それだからこそ毎日毎日徹底して確認するのです。身だしなみは自分のためではなくお客様のためにあります。それが大切なことは頭や理屈では理解していてもなかなか出来ないのが社会経験の少ない若い世代なのでしょう。でも、店長があきらめてしまっては、若いスタッフの成長はストップしてしまいます。身だしなみには個人のセンスは不要です。お客様がその店に求めている基準を徹底的に守ることが大切なのです。だからそれをルールにするのです。

しかし、身だしなみがビシッと決められないスタッフの中には指導やしつけのレベルではなく、根本的に納得していないようなひともいます。

「私は気にしないんだけどな~むしろ、可愛いネイルをしていたら会話が弾むしお客様も楽しくなりませんかね?」あるスタッフがこう言ったことがあります。実は、このような発言をするスタッフがいること自体が問題です。なぜかというと、採用される段階で「店のコンセプト」を理解し守ることのできるスタッフ以外は採用してはいけないのです。それを確認しないまま採用してしまうから、後から苦労するのです。

まあ、そうは言っても、このスタッフには、キチンと自分達のお客様に喜んで頂けるような身だしなみをしてもらわなくてはなりません。方法はオーソドックスですがただひとつです。彼女に、あなたが目指す店のコンセプト、メインターゲットのお客様が望んでいるこの店への期待を理解してもらうしかないのです。その上で、どうしても理解が出来ないのならば彼女は、あなたの店で働いていくことは出来ません。スケジュールの良さや働き具合がいくら良くても、ルールを守れないスタッフはいずれ大きな問題を引き起こします。明日のシフトが楽になっても1ヶ月後の店舗運営で大きな足を引っ張る可能性が高いのです。

まずは店が表現するコンセプトがあり、明確なターゲットがあります。
それに共感し期待を持って来店されるお客様がいます。
店長とスタッフはその期待に応えるからこそリピートになり口コミが広がるのです。
これが、繁盛店の基本です。

そこに、共感できないスタッフが紛れると、繁盛店の歯車が少しずつずれていくのです。

さて、店長であるあなたは何をすべきなのでしょうか?
そこをよ~く考えながら、今日シフトインしているスタッフの身だしなみを見て上げて下さいね。
きっとわかってくれますよ。あなたが、熱意を込めて訴えればね!

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