新人店長は「あなたが誰を見ているのか」を部下は見ていることを知ろう

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2014年03月23日 06:14




「うちの店長って、ひとによって態度が違うよね~なんだかちょっと信用できないって感じ・・・」

あらあら、こんな風に言われては悲しいですよね。実は、上司って結構こう言う風に言われています。私も言われたことがあります。もちろん、自分にはそんなつもりはないんですけどね。部下から見ると、そう見えたんでしょうね。

人間関係は、相手との1対1の対面関係だけでなく、3人による三角関係も忘れてはならない関係性です。この三角関係は、対面関係以上に誤解の多いものなのです。

「あなたの上司」 vs 「あなた」 vs 「あなたの部下」

これが、仕事場でよくある三角関係です。
つまり、あなたと上司の関係をあなたの部下が見ているという構図です。

他にもあなたが「部下から」見られている人間関係には「他の部下」「同僚」「お取引先(受注先)・お客様」「発注先・配送業者」「ご近所」などがあります。あなたの店や会社を訪問した「営業マン」などに対しても部下はあなたと相手との関係、つまり「会話」「態度」「表情」などを見ているのです。

ところが、私たちは、自分が見られていることをすっかり忘れて、自分の目の前や電話の向こうにいるひとのことしか意識していない事が多いのです。そんな時に、もしも「卑屈な態度」や、逆に「偉そうな態度」を取るとどうなるでしょう。見ていた部下は「あれ?」と思いますよね。

「この上司は、いつも自分達には偉そうなのに、社長にはぺこぺこするんだな。」と思うのです。逆もあります。
「この上司は、なんで自社の社長に対して、もっと礼儀正しく接しないんだろう?なんでいつもムスッとしているんだろう。」と感じることもあるのです。

もちろん、誰に対しても同じように接していたら、「この上司は、誰に対してもキチンと丁寧に接するんだな。表裏がないんだな。信頼できる。」と感じてくれるかも知れません。

いずれにせよ、部下達は、目の前の人間関係や「言葉」「態度」「表情」を「自分基準」で「解釈」します。あなたや私がどの様に思っていても、部下は、部下の基準で判断し解釈するのです。そしてその態度にギャップがあると、「あれれ??」になるのです。

こう言う誤解があると、チームは、正しく機能しませんし、部下自身のパフォーマンスも低下してしまいます。そうならないようにするには、あなたは、部下との関係に悪い影響を与える「誤解」を与えないことが大切なのです。あなたが、ひとによって接する態度が違うのには、「理由」や「事情」があります。あなたが目的を持って行っている行動に対して、部下が正しく理解をしていないのです。

もちろん、ただ単に「強い者に卑屈になり」「弱い者はいじめる」様な態度をとっているのならば、卑怯で弱い人間というのが理由が原因ですから、それは誤解ではなく真実ですよね。そんな時は、とっとと嫌われれば良いのですが、意味、目的があるのならば、誤解を与えないための「目的の共有」が必要なのです。

さて、もしかしたらこのコラムを読んで、あなたは「あ~、そんなこと面倒くさい。」と思うかも知れません。
しかし、あなたとあなたの部下との関係に「誤解」を持たせるのは上司として無責任なのです。
だって、それにより彼らのパフォーマンスは間違いなく低下するのです。

あなたの態度に「目的」「意味」があるのならば、部下にそれを伝えて理解させるのが上司の役割です。
あなたの態度が「自分でも良くないなと思う場合」や「自分でも情けないなと思う場合」は、姿勢を正し、背筋を伸ばし、エリを整えて、顔を洗って、大いに反省しましょう。

店長であるあなたは、部下やスタッフにあなたの考えを正しく理解してもらい、、キチンと成果を上げられるチームになりましょう!面倒くさがってはいけません!!

あ、ちなみに・・・「親」「兄弟」「先生」「友人」「知人」「伴侶」「子供」・・・・相手が誰でも同じですよね。

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