そうだ「お店の健康診断」をしよう:その62キャンペーンの目標は個人目標を持ちそれをチーム全員で共有しよう

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2014年10月19日 05:21



第6章:プロモーションの健康状態を調べよう

⑭キャンペーンの目標は個人目標を持ちそれをチーム全員で共有しよう


「今回のキャンペーンの販売目標は一日に何個ですか?」

よく「目標がなかなか達成できない」と嘆く経営者や店長がいます。
そう言う店には、共通する「ある問題点」があります。
それは、この冒頭のように「目標に対する質問にスタッフが答えられない」と言うことです。

中には、ちょっと斜に構えて「別にスタッフについては、店舗目標値を言えなくても良い」と考えている店長もいます。
そう言う店は、「目標達成」は出来ません。
「いつも目標を達成する店」では、考え方が違います。
そう言う店の店長は、会社から与えられた目標を、一度バラバラにして再度組み立てるようにするのです。
店舗目標は、1日1日の目標に分けます。そして今度は、1時間毎に分け、同時にスタッフひとりひとりの目標に振り分けるのです。
これだけではありません。キャンペーンが始まると、「今何個売れている」「あと何個で達成だ」とリアルタイムに進捗を「見える化」します。

目標をいつも達成する店長は、これをあたりまえのようにやっています。


だから、「目標をいつも達成する店」のスタッフは、自分の目標、この1時間の目標は正確に言うことが出来るのです。
だから、「あと何個で達成だ」と言うことも意識しています。
だから、「よし、あと何個売れるようにもうひとがんばりしよう!」と言う気持ちでがんばるのです。

店長だけが、そのキャンペーンの目標値を本社から送られてきた説明書で読んでいても、全スタッフがそれを共有していなければ、目標なんて達成しません。
もしも達成したとしても、そこには、「やったね!」「がんばった!」「ごくろうさん!」そして「ありがとう!」と言う気持ちが湧いてきません。達成感も感謝もないのです。なので、成長も感じられません。

販売目標を時間別個人別に明確にして意識することの効果は、単に目標達成だけではありません。
チームワークを育てる効果もあるのです。

店は店長一人で運営しているのではありません。
スタッフも自分ひとりでやっているわけではありません。
たとえひとりで営業している時間のあるミニショップでも、店全体としては数名のチームになっているか、近隣のミニショットとグループになっているのではないでしょうか。そう言う店は、自分がいないときは誰かががんばってくれているのです。いずれにせよ、どこかのチームに所属していることが多いのです。

目標の分担効果は、店長やスタッフがひとりで頑張ると言うことでは無く、チームメンバーのひとりひとりのがんばりの積み重ねが大きな山を作り上げるんだ、と言うチーム意識を持つことが出来ます。

自分は誰かに助けられる。だから、自分も誰かを助ける。


最近のSNSゲームでは特にこの「仲間意識」「協力意識」を意識して作られています。
それが、今の時代なのです。

あなたの店でも、同じことができます。
目標を大きく掲げながら、ひとりひとりに分担させ、1日1日、1時間1時間に分割させ、さらに、全員で築き上げようという「仕掛け」を持っておくと、目標へのチャレンジはとても楽しいものになります。

目標は、1時間毎の小さな目標にし、その達成への進捗度を「見える化」する。
目標へのチャレンジは、ひとりではなく、みんなで協力する。もちろん、ひとりの頑張りも評価する。

ほら、これで「大きな目標」も「チャレンジするのが楽しい目標」に大変身したでしょ!

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