ああ~もったいない・・・ただ「いらっしゃいませ~ご利用下さいませ~」と呪文を唱えるような呼び込み

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2014年12月05日 09:35



「いらっしゃいませ~、どうぞ、ご利用下さいませ~」

飲食店やデパ地下や催し物コーナーでよく聞く呼び込みです。
でも・・・この呼び込みで、「お!何だろう?」とか「美味しそうだな~」とか「よし、この店に入ろう!」とか思いますかね?
まず、思いませんよね。

一方で、思わず入りたくなる呼び込みをしている名人もいます。そのひとに声をかけられると、思わず引き込まれてしまいます。強力磁石でも持っているかのように引き寄せられてしまうのです。

そんな「呼び込み名人」には、こんな特徴があります。


1)ひとりひとりの眼を見て笑顔で声をかけている
2)相手の合わせた、「お薦め」「売り」を適確に伝えている
3)自分の身体で入口をふさがない

ところが、聞き流される呼び込みは、

1)誰に声をかけているかわからないし表情が暗い
2)せいぜい「今なら空いています」位しか言わない
3)入口の前に立って導線をふさいでいる

と、まったく正反対のことをやっているのです。

どんな場所や、機会や、媒体であろうと、「え?私のこと?」と思えるようなアプローチでは無い限り、ひとは反応しないのです。

例えば、TVCF・・・自分に関係の無い内容だったら、印象には残りません。
例えば、書店に並ぶビジネス書・・・自分のための本だと思わなければ手に取りません。
Facebookでもブログでも同じですよね。
名人達は、間違いなくひとりひとりに声をかけています。声で引き寄せて、眼で捕獲します。一本釣りですね。

「今ならお席が空いていますよ」というのは、店頭に呼び込みが出ている段階でわかります。
「空いているならどこでもいいや」と思っているお客様ならそれでも入っていただけるでしょう。しかし、「どこに入ろうか」と迷われているお客様のニーズはそこにはありません。

名人は、声をかける相手が、サラリーマンなのか、主婦なのか、家族連れなのかを見た上で、相手に応じたお声がけをします。「ランチが安い」「ガッツリお腹いっぱい」「新鮮野菜が自慢」「子供さん連れでもゆったりとした席が空いている」・・・相手が求めているポイントを突く工夫をしています。

また、決して入口をふさぐ位置には立っていません。
自然と、入口までの導線を空ける位置で半身になって立っているのです。

さて、あなたの店のスタッフは、どの様にして呼び込みをしていますか?
今日のランチタイム、しっかりと観察してみましょう!

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