あなたと働きたいと言われる店長のシンプル習慣・・・ステージ4:その3

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年05月19日 06:23



「まじめにやれ!」

あなたはどんな言葉を言われるのがイヤですか?
私は、上司から言われる言葉で一番イヤだったのはこの言葉です。

「まじめ」って人それぞれに基準や定義が違います。
「まじめ」って人それぞれに解釈も違うのです。

「まじめ」と言う言葉を使うとき、多くの人は「自分で考えるところの“まじめ”」の定義、解釈を使います。
そして、相手の”まじめさ”を、自分基準で評価し、自分基準で求めます。
自分基準に満たない相手の行動や気持ちは、”ふまじめ”と評価されてしまいます。
その結果、”まじめにやれ”と言う言葉になるのです。

でも、そんな時、言われた方は本当に”ふまじめ”だったのでしょうか?

仕事においては、基本的に「ふまじめ」に仕事をする人はほとんどいません。
人はそれぞれにその人の基準の中で一生懸命にやっています。
しかし、優秀な上司から見ると、物足りないのか、歯がゆいのか・・・それが「まじめ」にやっているようには見えないようです。

なので、発憤させるために、叱咤をするのです。
ところが、部下は、全力で一生懸命にやっているのです。
自分なりにね。
それが上司にどう映っているかなどを考える余裕など無いのです。
苦しみ悩んで行き詰まっているかも知れないのです。
そこで、どうしたら良いんだろう?と立ち止まって考えているかも知れないのです。


その姿が、「自分基準」とは違うことで上司はイライラしてしまうことがあるのです。
そんなタイプの上司達に私は言いたい。

「部下の表情をもっとよく観察しましょう」
「部下の気持ちを部下の立場で想像しましょう」
「いっそ、部下にどういう心理状態かを、尋ねてみましょう」

本気で相手軸に立つことが出来れば「まじめにやれ」とか「やる気を出せ」とか、なんて「自分勝手な言葉」は言わなくなります。

これらの言葉は、相手の気持ちがわかっていないからこそ出てしまう言葉なのです。
そして、その結果、相手は、部下は、スタッフは、やる気を無くしてしまうのです。

この言葉は、
如何に、相手を思いやっていないか。
如何に、自分本位で考えているか。
如何に、相手の成長を心から望んでいないか。
如何に、相手に対する愛情がないか。

これらを証明しているだけなのです。

とても危険な言葉なのです。
是非、それを理解して欲しいですね。

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