この本いいよ!「社長、その商品名、危なすぎます!」富澤正著

PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)

2015年09月23日 06:17



東京オリンピックのエンブレム問題などで一躍脚光を浴びた「商標」。

あれはデザインでしたが、商標の基本は「名前」です。
ですので、多くの企業や個人が、自社の商品名や企業名などを「商標登録」しています。

この本では、そんな「名前」について、使い方を間違うととんでもないことになると言うことを多くの事例を元に懇切丁寧に教えてくれています。

しかし、私も含めて多くの一般人は、そんなに商標などの知的財産権について詳しい知識を持っていません。
テレビや雑誌でも、有名な商標についての侵害や訴訟などのトラブルがあったときは報道するものの、経済や経営、健康や美容、医療などのように毎日のように報道されるわけではありません。

まあ、報道されても、スキャンダラスな部分にフォーカスされることが多いので、肝心の法的な部分についてはあまり詳しくは知らされないのが現状ですけどね。
でも、それには理由があるのです。

「商標などの知的財産の解釈はとても微妙」

だからです。
判断が難しいのです。
何%似ているから黒とか白とかと言う数値化された明確な基準が無いのです。
なので、プロの弁理士でも判断については、過去の事例判例を元にしているのだそうです。

この本では、そんな過去の事例判例、特に身近でわかりやすい物をたくさん紹介してくれています。
とても勉強になりますよ。

ところで、この本の読者対象は誰でしょうか?
自分が「知的財産」には無関係だと思っている人もたくさんいるかも知れません。
しかし、それは大きな間違いです。
ビジネスに関わる全てのひと。
ブログなどで広く世間に情報を提供している人。
全てです。

実は、とても多くの人が、「知的財産」のリスクの渦の中にいるのです。
現に私の友人も、ある企業から「商標権侵害の警告書」を受け取ったことがあります。
寝耳に水の話でしたので、その対応は非常に大変でした。

そう言う経験もあって、私は、自分のビジネスを展開するに当たって、チームには弁理士に加わっていただいています。
そして、自社の商品には積極的に「知的財産権」を設定するようにしています。
その結果、現在、商標が3件登録済。特許は1件が出願中です。
私にとっては、「知的財産権」はとても身近なのです。
もちろん私はリスク管理だけではなく、ビジネスチャンスとしてもとらえています。

「自分には関係ないかな・・・」

と思っているあなた。
この時代、「知的財産権」のリスクとチャンスはすぐ近くにあるのですよ!

「自分にも関係あるかも・・・」

と思ったあなた。
一度この本を読んでみましょう。
そして、関心と知見を高めましょう。
それがあなたを守ることにもなるし、大きくする第一歩にもなるのです。

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