(目標設定)勝つための戦略を立てる③
会社の目標の流れが、「ネガティブな流れでピンチ!」な時には、
一体どうしたらいいのでしょうか?
これは、会社の目標や経営者の興味、好み、意見、関心などが、
自分の強みとリンクしなさそうな時のことを言います。
原則は、そんな目標は「捨てる」ですが、そうも行かないこともありますよね。
捨てられない、けれど、成果を出す自信も無い。
その時の戦略は、まずは、「そこそこに取り組む」です。
もちろん、苦手なのに、楽しくないのに、それでいて「そこそこ」に取り組むのですからそのままでは成果が出ません。
でも、そのまま取り組んだとしても、「そこそこ」だろうが、何だろうが、どのみちうまくは行かないのです。
なので、「そこそこ」のレベルには到達出来る戦略を立てるのです。
苦手だな、嫌いだな、イヤだなあ~と思うような目標で、あっても、それを分解すると、自分が出来そうな分野が、潜んでいる場合があります。
例えば、「サービス関連は得意だけれど、キッチン関連は苦手」と言う場合は、
キッチン作業の中で、サービスと関連する分野、接点のある分野を探すのです。
仕事って、どんな分野であっても、必ず、関連があったり、接点があったりするものです。
レストランで、ホールを中心としたサービス分野は、デシャップという注文伝票と完成商品を、整理する仕事があります。
デシャップの役割は、キッチンとホールサービスとの円滑な接点です。
このデシャップが、仕事に痛い人がやると、ピークを円滑に廻すことが出来ません。
この役割を担うのは、キッチン系の人がやるかホール系の人がやるかは、業界によって違うようです。
ただ、接点なので、どちらの人もやれるチャンスはあるのです。
この例のケースだと、サービスに自信のある社員です。
キッチンの生産性目標を、いきなりキッチンに入るのではなく、この接点に注目するのです。
キッチンそのものではなく、接点部分で、キッチンの生産性を上げる、と言う方法を探すのです。
ちょっと具体的になりすぎましたが、本社の仕事だったら、各部門間での接点を探すのです。
仕事内容での接点が、すぐに見つからなかったら、人間の接点でも構いません。
どこか、何か、誰かが接点となっているはずです。
そこを見つけて、そこを活用して伸ばす、そう言う戦略にするのです。
全ての仕事は、作業、時間、ひとのどれかで繋がっています。その接点を活用する方法を探すのです。
それは、自分の苦手な分野に、そのまま突入するよりはずっと、効率も良いですし、自分の強みも生かせる可能性が高いのです。
会社の目標の流れが、「ネガティブな流れでピンチ!」の時には、こう言う接点を探して、それを戦略にすると言う風に考えましょう。
次回は、いよいよ、具体的にどうするのか?について、お話ししましょう。
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年10月09日
- 05:08
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