「相手軸3つの前提」①答えは相手の中にある
「自分勝手な相手軸」を押しつける人には、ある共通項があります。
実は、こういう人は、」相手の立場に立つ前に、踏まえておいて欲しい「三原則」を踏まえていないのです。
その三原則とは、
「答えは相手の中にある」
「相手は自分とは違う」
「相手は成長を望んでいる」
(これが昨日のお話)
今日は、その中のひとつ「答えは相手の中にある」にフォーカスします。
これは、コーチングの「相手の中にある答えを引き出す」と、同じ事を言っています。
相手の立場に立つ時に、相手の考えを受容し、それをきちんと理解しようとするには、
まず「答えそのものは相手の中にあるんだ」という前提に立っていないと、
必ずと言って良いほど、人は自分の考えを相手に押しつけます。
たとえ押しつけるとまでは行かなくても、「提案」「提示」「ほのめかし」位はします。
相手の立場に立つ時に、最も大切なのは、相手の存在や考えを認める事です。
それは、決して、相手の考えにそのまま合意をすると言う事ではありません。
それが相手の考えなのだ、と言うことを認める、と言うことです。
まずは、受け入れる。と言うことが最初にあるのです。
相手は、相手の考えで行動します。
その行動の原点になる考えや判断は、常に相手の中にあります。
相手の立場に立とうとする時は、「ここに立ちなさい」ではなく、
「どこに立っているかを相手から聞く」事から始まります。
たまに相手が、「ここに立っている」と言えない時があります。
しかし、それを見つけてもらわないと、聞き手も相手の立場には立てません。
ですから、聞き手は、相手がどこに立っているのかを気づいてもらうように、聞く(質問する)のです。
もちろん、相手が、「どうしても、解らない」と言う時もあります。
その為にアドバイスを求めてくる時があります。
その時だけアドバイスをするのです。
相手が行動する時は、必ず自分の意志で行動します。
それが答えです。
正しいか間違っているかではありません。
自分の考えで相手を理解し、それが相手の考えだと決めつけるから、ギャップが生まれます。
決めつけは、相手が決めつけているのではありません。
あなたが決めつけているのです。
答えは相手の中にあるのです。
明日は、この二つ目「相手は自分とは違う」について、お話しします。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年10月31日
- 07:46
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