「相手軸の立ち方」⑨自分の話をしない
少し前に、「聴くが8割、話すは2割」というお話しをしました。
相手の立場に立つと言いながら、
まずは自分のことを解ってもらおうと、一生懸命話すのは、実は主客転倒。
それでは、相手が話をする暇がありません。
(実際、まずは解ってもらおうと、一生懸命話す人は、相手に話す時間を与えませんものね~)
実は、相手の立場に立つ為に、自分の話しは全く不要なのです。
「話すは2割」にも、「自分の話し」は、全く含まれていません。
「言って聞かせないと解らない」と思っている相手にも、ちゃんと考えがあります。
「何も考えていない」と言うのは大きな間違いです。
必ず、何らかの考えはあります。
上手くいかなかったのならば、その考えが「効果的ではなかった」のです。
「考え違い」をすることもあります。
「考えが浅い」時もあります。
大切なのは、違っていた、浅かったことを自分で気づくことなのです。
それを言って聞かせてしまっては、気づいたことになりません。
それは、もう相手の本音本心ではないのです。
相手は、無理矢理押しつけられた「あなたの答え」をベースに、話し始めます。
そんな話を聞いても、もう相手の対場に立てるような、情報はそこには含まれていません。
押しつけられた話に納得しているのは、ただの自己満足です。
相手の気持ちを引き出す時、あなたの話は、大きな障害となります。
話をしたくてしたくて仕方がないあなたには、悲しい話けれど、まずは、「聴く」
そして、「自分の話をしない」ここに集中しましょう。
もちろん、相手から解説を求められたり、事例で説明したりする時は、自分の話しをすることもあるかと思います。
そう言うときは、こう言います。
「自分の話しをしても良いですか?」と相手の許可を取ってから話すのです。
仰々しいかも知れませんが、これが非常に重要な「くさび」となります。
「自分の話しをする」と言った瞬間から、いつもと違って「自分の話しをする」と言う自覚を持って話始めます。
なので、長くならないように工夫して話すようになります。
アドバイスをする時も同じです。
「アドバイスを聞きたいのですか?」と確認してからアドバイスを言うのです。
話す側で、「自分の話しをする」「アドバイスをする」と自覚をして話すと、案外的確にかつ、手短に話せるものです。
繰り返します。
あくまで基本は、「自分の話はしない!」です。
0%なのです。
ただし、相手から求められて、自分の話しをする時は、
「私の話をして良いですか?」と
許可を求め、自分の話をする、と言う自覚で、手短に宜しくお願い致します。
そうすれば、また「聴き役モード」に戻れることでしょう。
同時に、相手は「自分の考え」を話してくれることでしょう。
シンプルですが、これは、非常に効果がありますので、日常で使ってみて下さいね
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年11月22日
- 06:17
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