「相手軸思考発見」⑰後手後手から先手先手へ
「早め、早め、にね!」
「これは、すぐにやってちょーだい」
そんな、すぐにやれって言われても、あなたは優秀だから出来たんでしょうけど
私にはそんな能力は無いですよ〜無理です〜
バリバリのやり手と噂のマネジャーが、新しく自分の店の担当になった。
だらだらしていた今までのマネジャーと比べたら頼もしいんだけれど、ついて行けるかしら。
でも、無理と言っていたら今までと一緒、私もだらだらしてしまう。
厳しいマネジャーの元で、バリバリやりたかったんだ、よし、やれるだけやってみよう!
彼女は意を決して、マネジャーの指示項目に取り組みました。
彼女は、ショップ店長。もう10年になるベテランです。
やる気はあるのに、それが空回りして、なかなか上手くいかない。
担当のエリアマネジャーも電話やFAXでの指示ばかり。
私の話は全然聴いてくれない。
そんな気持ちで、悶々とした日々を過ごしていた時、新しいマネジャーが異動してきたのでした。
新しいマネジャーの指示は、わかりやすく的確でした。
さらに、今のこの時期にはこれをしてかないと、この先もっと大変な事になる。
つまり、なぜ、これをするのか?について目的をきちんと説明してくれました。
以前は、それが無かった為に、物事が後手後手に回ってしまい、火消しの仕事ばかりに
振り回されていました。
しかし、新しいマネジャーは、先手先手を打って来るので、
何が起きても、大きな問題になる前に解決してしまう。
いや、むしろ何も問題が起きない。起きる前に、もう解決しているのです。
イベント準備もそう、春の新人採用についてもそう、夏休み対策もそう、年末年始対策も、です。
先手必勝は、誰もが昔から言っている事ですが、実際には、出来ていない現場が多いのです。
その結果、日々、小さなトラブルが起こり、そしてその小さなトラブルは次第に大きくなり、
店長もマネジャーも、火消しに後始末にと振り回されています。
過去のマネジャーは、全てが、後手後手で、トラブルが起こっても、叱ってばかり。
でも、この新しいマネジャーは、
「後からやるのも先に遣っておくのも、やる量は同じなの。でも、効果は2倍違うのよ!」
「だから、早くやってちょーだい。それをしておかないと、次にする事が出来ないから!」
終始このペース、このスタンスです。
もちろん、このマネジャーは、指示をしっぱなしではありません。
早く確実に取り組める様に、「目的」「方法」「基準」「時間」をいつもトレーニングしています。
そして、店長がやり終えるまでフォローしているのです。
その結果、店長には「余裕」が生まれました。
「やり直し」や「トラブル」が起きない、起きてもすぐに解決するのですから、あたりまえです。
この凄いマネジャー!
なぜ、このマネジャーは、このような先手必勝の仕事の仕方が出来るのでしょう?
秘訣は、どうも「相手軸思考」のようです。
続きは、また明日のブログで!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年12月15日
- 08:30
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