顔晴れ店長!ブログ

「相手軸な叱り方」⑬叱るシーンを考えよう

「相手軸な叱り方」⑬叱るシーンを考えよう


「叱らなきゃ」というシーンに遭遇したとき・・・
ん?ちょっとまてよ。
「叱る」って、どう言うときに叱れば良いんだっけ?

緊急で重要な問題の時もあれば、
緊急だけど重要度はそんなに高くないときもある。
さほど緊急では無いが重要なテーマの時もある。
緊急では無いしものすごく重要というわけでも無い。

そのシーンによって、
叱らなくても良い時もあれば、思いっきり叱った方が良いときもある。
笑ってみていたら良い時もあれば、ビシッと言った方が良いときもある。
後で叱った方が良いときもあるし、その場ですぐに叱った方が良い時もある。
叱るよりもじっくり聴いた方が良いときもある。

もちろん、まったく同じシーンは二度とありません。
でも、何かの練習中では無い限り、それが本番中のことならば、やり直しはききません。
「叱る」シーンは、突然にやってきます。
「達人」になれば、予兆は見えるでしょうし、そうならないような手筈も整えているでしょう。
しかし、普通人にとって、叱るシーンは突然にやって来ます。

その時に迷っていたら、叱るタイミングは逃してしまいます。
なので、どんなシーンの時には、どんな叱り方が効果的なのか?
あらかじめ考えておくと、少しは良い叱り方が出来るようになる、と言うことです。

もっとも、緊急度や重要度は、人によっても捉え方が違います。
同じようには行かないと思いますが、ざっくりと考えて、シーンによる叱り方の違い、
どういう叱り方が効果的なのか?を考えておくだけでも役に立つことでしょう。

では早速ですが・・・
「緊急度が高く」「重要度も高い」というようなシーンを考えてみましょう。

こう言うシーンを思い浮かべるときに、何でもかんでも「緊急だし重要だよね」
と考えるとそこで思考はフリーズしてしまいます。
こう言う時は、無理矢理にでも、全てのシーンを4つに分けてしまうのです。
どんなことでも「重要では無い」ものは無いと思います。
なので、絶対評価では考えずに、考えられるシーンをお互いに見比べて
「相対評価」で分類しましょう。

さあ「緊急度大、重要度大」・・・これにはどんなシーンが考えられるでしょうか?
緊急度が高くて重要度が高いのですから、かなり緊迫したシーンですね。
この時に、相手(部下?スタッフ?子供?後輩?・・・)が何かをやらかしてしまった!

例えば、この緊急度高&重要度高の場合ならば、「重大事故」「犯罪」「モラル」
などに関わる問題でしょう。
もちろん、事故の場合はその対応が先ですから「叱って」いる暇は無いかとは思いますが、
対応や処理を終えたら、叱る必要はあるかも知れませんね。
また、犯罪系の問題も同じですね。
それをしてしまうと法律に触れる、またモラルとしてどうなの?と言うようなときですね。
かつて世間を賑わせた、食品の賞味期限問題や衛生管理問題などがそうです。
これは、モラル、違法、そして事故と徐々に大きな問題になっていきました。
気がついたときに早めに「叱る」必要があったのでしょうね。

緊急度に関しては、数秒後に同じ事を防ぐ為であれば、かなり急がねばなりません。
しかし、一旦落ち着いた状態ならば、じっくりと深く深く問題を掘り下げた方が
良い場合もありますね。

その状況によって叱り方はずいぶんと変わってくるでしょう。
出来れば、シーンを具体的に想定してその時にどうするか?をシミュレーションしておくと
良いですね。

例えば、レストランのキッチンでのシーン。

キッチンスタッフが、賞味期限切れの食材の封を開けて使おうとしている・・・・

さあて、どうしましょうか?

(答えは皆さんで考えてみて下さい~)


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    • author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
    • 2013年01月10日
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