「店長キラキラ化大作戦」⑦期待していることを伝える
「○○店長には、とても期待しています。あなたはきっとこの会社で代表的なキラキラ店長になりますよ。」
ある日、店舗を訪れたマネジャーに店長はこう言われました。
店長は、この時のことを「入社以来、初めての経験」だと私に話して下さいました。嬉しくて興奮して、思わずゾクゾクしたそうです。かつての上司は、会社で決められたこと、経営者が求めていることを素直に実行すると言う事についての期待はずいぶんとされました。しかし、それには部下の成長に対する期待なんて、これっぽっちも感じられなかったというのです。会社が決めたこと、求めていることをやれば、上司であるマネジャーが「良い管理者だ」としてほめられるのでしょう。自分達は、マネジャーの評価の道具に過ぎない、なんていうかなり卑屈な捉え方をしていたとも言われました。
しかし、新任のマネジャーは全然違いました。言葉の端々に、自分の成長に対する期待感を感じる、のです。だから、言われると、ゾクゾクっと良い意味で身震いがするんです。だから「ああがんばらなきゃあ!」って思うんです、と店長は興奮気味に語って下さいました。
店長達は、理想状態がどんな状態なのかは、理解し、店長仲間やスタッフや上司とも共有し合意しました。そして、日々「まだできていなくても」そこの向かおうとする姿勢を、認め、ほめる、と言う行動をし続けました。
また、「一日100回のありがとう」を仕組み化し、店内での指示や依頼の返事をすべて「ありがとうございます。」にし、自然と感謝があふれ出すようにしていきました。
もちろん、このマネジャーは、これ意外にも店長を「その気」にし「やる気」を引き出すために、たくさんの工夫をしています。電話での会話。メールでの会話。訪問時の表情。などなど細かい工夫がたくさんあります。これについては、また追々紹介していきましょう。
さて、マネジャーが店長に言ったこの「期待しています」ですが、やる気を高めるためにとても効果的なマジックフレーズです。私も店長時代に、本社から営業本部長が来られたときに言われた「君には期待しているんだよ」というひと言が未だに忘れられないのです。「ま、まさか!」そんな気持ちでした。本部長が自分を覚えてくれている、しかも期待してくれている!まさに天にも登るような気持ちでした。
この「期待する」というアプローチは、「承認」や「ほめる」に隠れて、いまひとつフォーカスが当たっていない、けれどとても重要で効果的なアプローチです。これをしていない上司が非常に多い!と言うか、滅多にいない。皆無とは言わないけれど、極めて少ないのです。
「○○さん、期待していますよ」
この一言がどれだけ人をやる気にさせることでしょう!
さて、新任マネジャーは、このマジックフレーズを、店長に伝えました。
そして店長は、ゾクゾクッと身震いして感動したのです。
店長のやる気は更にパワーアップしました。
新任マネジャーの「店長キラキラ化大作戦~(実はスタッフ不足解消大作戦)」は、いよいよ具体的なアクションプランの策定に入ります。と言っても、アルバイト募集ではありません。まだまだ、店舗イメージの向上作戦が続きます。お楽しみに。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年04月26日
- 08:15
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