フェアな達成基準が無い目標ではやる気を無くすのです
「そこそこの目標にしておいて、目標以上の成果を上げたら高く評価されますからね~目標を高く置くのは損なんですよ・・・」
前年実績を元に目標を置く場合、多くの店長は、前年の状態や事情や環境に影響を受けるので、前年がよく売れたときは、いかに今年が大変かを言うし、前年がイマイチ良くなかったときは、更に悪くなるように言います。
予算を元に目標を置くと、経営者が立てたチャレンジティブな目標予算が一般的には高いので(例えば前年比120%など)に対して最初からやる気を無くしてしまします。
経営者がいくらチャレンジして欲しいと思っても、評価の仕組みがワクワクするようなもので無い限り「その気」にもなりませんし「意欲」なんて湧いては来ないのです。
例えば、「たまたま」「ラッキー」な事に周辺環境が変わって売上げが上がった店舗の店長評価が急上昇したりすると、ますますやる気が無くなったりするのです。
そう言う目標設定に対する問題点を解決する方法は
その1:達成基準をフェアに設定すること
その2:プロセス評価のウエイトを低くすること
その3:達成基準に対しての獲得成果でフェアに評価すること~決して好き嫌いや塩加減で評価しないこと
※プロセス評価→売上げや利益を獲得するための基盤作りや取り組みなど(人材育成・QSC・お客様満足度など) ※ウエイト→全体の評価に対する各項目の割合のこと
この3つです。これをするだけでも、相当業績は上がります。
さらに、業績を上げていくための目標設定の条件は
その1:チャレンジティブな目標を設定すること
その2:そんな高い目標に対して全社員が『意欲的』に取り組むこと
その3:全社員の目標と評価をオープンにすること
この3つを達成出来れば、間違いなく飛躍的に業績は向上します。
しかし、現実には、この6つの要件はどれひとつ出来ていない会社がほとんどなのです。
その結果、経営者や部門長は、
「うちの社員にはやる気が無い・・・・」と言い。
社員や部下は、
「社長や上司は、何もわかっていないし、公平じゃあ無い・・・」
と、さらにギャップが広がって行くのです。
悲しいですよね~
明日に続く。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年07月13日
- 06:07
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