新人店長は「晩酌」をするな
「仕事が終わって家に帰るとホッとするね~俺はゆっくりと晩酌をしながら夜を過ごすんだよ~寝る頃には嫌な事忘れてるよ~」
昔ある店長が笑いながらこう言ってました。もうひとり、こういう店長がいました。
「私は、仕事が終わって帰宅して夕食をとったら、12時くらいまでずっと仕事のことを考えています。今日一日の反省をして、明日はもっと上手く行くように作戦を練ります。もしも未解決の問題があったら明日朝いちでどう行動するかを考えます。たっぷり考えて、明日やる事を決めたら、お風呂に入って少しお酒を飲んで寝ます!」
あなたは、どちらの店長がいつも大きな成果を上げているかわかりますよね。もちろん後者です。もちろん前者の店長も、後者の店長も昼間もしっかりと働いています。でも、前者は帰宅したら仕事は終わり。後者は帰宅してからも仕事は続くんだと言っています。後者は毎日では無いにしても週5日はこんな風に過ごしているそうです。
後者の店長が帰宅後に反省と計画に使っている時間は毎日約4時間。この4時間で、振り返り、分析、反省、計画、シミュレーションを繰り返します。この差、大きいと思いませんか?お陰で、翌日のスタートダッシュも違います。
きっちりと就業時間内で高い成果を上げている店長は仕事が終わったら別に何をしても良いのです。しかし、新人店長の仕事の効率は、そんな優秀な店長の半分以下なのです。少しでも早く追いついて給料分の成果を上げないと店長をしている資格はありません。そんな生産性半分の猶予期間は昇格後1年間だけです。1年間で、一人前の店長にならねばなりません。
その1年間。1日4時間、週に5日、それを52週間・・・・その日を振り返り翌日に供える習慣を続けて下さい。その時間は1年間で1040時間になります。考えて考えて考え抜く時間を1年間に1040時間も行った店長と、毎日晩酌してその日のことをすっかり忘れてしまっている店長とが、1年後同じレベルにあるはずがありません。
いやなことや問題や課題は、忘れはいけません。忘れてしまうからまた同じようなことが起こるのです。それを、お酒を飲んで忘れようなどど考える人はこの先店長として大成はしません。ちなみに、よく先輩や上司が「酒飲んでパット忘れてしまおう!」とか「切り替えよう!」とか言われるかと思いますが、それって「目の前の問題は未解決のまま放置してもイイよ~」とは言っていないのです。受けたダメージを引きずってばかりおらずに、気持ちを切り替えてさっさと解決してしまおう!と言っているのです。
もう一度言いますが、仕事が終わって帰宅して、晩ご飯を食べたら、その日にあったことをもう一度振り返って、反省する点があったら反省し、持ち越し案件があったら明日どういう作戦で解決するのかを考え、予定通りに進んでいたら明日やる仕事の準備をもう一度見直す!これに毎日4時間かける!
決して、ホッとして晩酌してしこたまお酒を飲んで、へべれけになってすっかり仕事のことを忘れて、朝起きたら頭が痛くて仕事に行くのもイヤで・・・・そんな店長業をしちゃあいけません!
あなたは、1年間必死で頑張って一人前の店長になるのです。1040時間で足らなかったら2年掛かるかも知れませんが、それでもそれを全くしなかったらあなたは一人前にはなれません。新人の間の貴重な1時間を大切に使うのです!
飲むな!寝るな!考えろ!
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2013年10月30日
- 06:29
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