
「うわっ!何やこのラー油、ベトベトやんか~」
大阪に帰ったときに友人と食事に行ったあるラーメン店。
そこは友人が推薦する、味自慢のちょっとオシャレなラーメン店です。
私と友人はカウンター席に着き、ラーメンと餃子を注文しました。
そして、私が餃子のタレを作ろうと、醤油とお酢を小皿に入れ、仕上げにラー油を垂らそうとそのビンをつかんだとき・・・・私は思わず叫んだのです。
なんと、そのラー油の容器はベチャッと私の手にへばりついたのでした。
その容器の周りには、垂れたラー油でべっちょりと濡れていたのです。
これでは、いくらラーメンや餃子が美味しくっても良い気持ちにはなりません。
この店は、けっこうオシャレな内外装をしています。
ラーメンの器も綺麗なデザインをしており、メニューも野菜たっぷりと、若い女性もターゲットにしているようです。
しかし、調味料の容器がベトベトでは、いくらお店がメニューや内外装で女性を意識していても、そんな効果を吹き飛ばすくらい、もう二度と来たくないくらいのショックを与えているのです。
実は、カウンターの内側を見ると、働いているのは男性ばかり。
う~ん、この店をプロチュースした人は、メニューや店舗デザインにはかなり女性を意識した工夫をしているようだけれど、女性が気にする細かい衛生状態、清掃レベルにまでは、この男達には、指導をしていなかったのかも知れませんね。
いくらティッシュを置いてあっても、いくら内外装を綺麗で明るいデザインにしていても、そして、いくらラーメンが野菜たっぷりで美味しくっても、調味料の容器が油でベトベトでは、「この店イヤ!」と言う女性がたくさんいるのです。
飲食店は、清潔さに対する細かな気づかいについて、これでもか!と言うくらいに気を遣わねばなりません。
お冷や用のコップのくもり
お冷や用のポットに付いている水垢
お箸を入れている箱の汚れ
アンケート用紙に付いているソースのしみ
カウンターテーブルの下の荷物入れのホコリや油汚れ
ハンガーを掛けるところの壁の汚れ、などなど・・・
言い出したらきりが無いですが、少なくともお客様が目にし、手を触れる可能性のあるものは、全てピカピカにしておくことが必須条件なのです。
「うちの店は味で勝負しているから、そんな細かいところを気にするような客は来なくてもイイ」
と言うならばそれでも構いません。
しかし、女性に満足してもらいたい、と言うのならば、こういうところを無視してはいけません。
特に、男性スタッフだけで運営している店は、お客様や知り合いの女性に「ご意見番」になっていただいた方が良いでしょう。
彼女達に本音で指摘してもらい、それをクリアーしていけば、きっと女性客にも支持される素敵なお店になりますよ。
※写真と本文は無関係です。写真はイメージです。
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