「ありがとうございました～～」
「はい、ありがとうございま～す」
これは、私がいつも利用しているバスの中での会話です。
小学生の子供達がバスを降りる際に「ありがとうございました」とお礼を言いながら降りるのですが、その言葉に対してそのバスの運転手さんが、車内マイクで「ありがとうございました」と、返事をしているのです。
こんな素敵な応対をしてくれる運転手がいるのは、中央線沿線を中心に路線バスの運行をしている「関東バス」です。
私にとって、自宅と三鷹駅や吉祥寺駅を結んでくれている毎日の足なのです。
私が、今の家に引越ししたのは、今からちょうど10年前。なので、関東バストのお付き合いはもう10年になります。
10年前・・・実は、その頃の関東バスに対する私の印象って、そんなに良くはありませんでした。
路線バスにありがちな、無愛想な対応。運転もなんだか荒っぽい感じ・・・
そのせいなのか、バスに乗ってもギスギスした暗～い雰囲気が感じられたのです。
ところが、ここ数年、なんだか雰囲気が変わってきたのです。
以前、2013年3月5日のブログでもご紹介しましたが、運転手さんの応対が明らかに変わってきたのです。何があったのかはわかりませんが、明らかに「やさしく、丁寧に」なっているのです。
それも、ひとりやふたりではありません。ほとんどの運転手さんがそう言う雰囲気になってきているのです。
もちろん、以前の応対が「厳しくて、乱暴」だったのではありません。でも、今ほどは「やさしく、丁寧」だとは感じませんでした。（私だけの感覚かも知れませんが・・・）
その優しさを現す最も特徴的な応対が、先ほども書いた以前のブログです。
この時の運転手さんの応対は、「このバスは高級ハイヤーか！」と思えてしまうくらい丁寧でした。
※詳しくは、その日のブログをご参照下さい。
今回感じたのは、そこまでの凄い応対ではないのですが、私がいつも書かせて頂いている「ほんの小さな、チョットした違い」を気持ちよく感じさせてくれたのです。
それが、冒頭の小学生の「ありがとうございました。」に対しての「ありがとうございます。」という返事なのです。
もちろん、降車時に「ありがとうございました。」とお礼を言う小学生も素晴らしいのです。でも、そのお礼を言われたことに対してと、利用して頂いたことに対しての返事をきちんとする様な運転手さんには、普段の生活では、なかなか出会うことがないのです。
例えば、レストランでの食事中に、お冷やを入れて頂いた時などに、お客様の方から「ありがとうございました。」というと、たいていのスタッフは、どぎまぎして何も言えないか、「あ、はい」くらいの返事しか出来ない事が多いのです。
なかには、「いいえ、どういたしまして」とか「ありがとうございます。ごゆっくりお過ごし下さいね」などと素敵な返事をして下さるスタッフもいますが、これは極めてまれなケースなのです。
でも、こう言う素敵な反応が返ってくると、「おお～イイ感じだな～」と思って、と手も印象が良くなるのです。
今日ご紹介した関東バスの運転手さんの返事は、まさしく、そう言う「イイ感じ」を心に残させる気持ちのイイ反応、気持ちのイイ応対でした。
おかげさまで、この日は、気持ちの良い一日を過ごすことが出来ました。
関東バスの運転手さん！ありがとうございました。
※関東バスのホームページはこちら
http://www.kanto-bus.co.jp/
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