おお~いいね!・・・生産者の人柄をうまく表現しながらおすすめする野菜売り場のスタッフ
「この三竹さんという農家の方は、かなり頑固なおじさんで、野菜が美味しく出来上がるまでは絶対に収穫をされないんです。だから、今ここにある三竹さんのお野菜は、本当に美味しいんですよ~」
スタッフが元気に呼び込みをしているこの店は、アトレ吉祥寺がリニューアルオープンしたときに入店した、Oisix(オイシックス)のリアル店舗。
このOisixと言うのは、新鮮野菜の通信販売をしている会社です。
そのOisixがリアル店舗、つまり、新鮮野菜を店頭で販売し、しかし、その野菜で作った惣菜やサラダなどを店内のカフェで食べられる、なかなかオシャレなお店をこのアトレ吉祥寺にオープンさせたのです。
さすが、吉祥寺と言うか、さすがOisixと言うか、地域とお店の雰囲気が上手くマッチングしています。
しかし、この場所は、アトレ吉祥寺の食品売場とはまったく反対側のアパレルのお店が並んでいるところ。オシャレなカフェはイイとしても、店頭に野菜がずらりと並んでいても、「え?何?」と思うだけで、Oisixをご存じない方にとっては、わざわざこの場所で野菜を買う気にはなかなかなれない微妙な抵抗感があるようなのです。
そのお客様の微妙な雰囲気を感じ取っているのか、Oisixのスタッフはオープン以来色々と工夫を重ねています。
そのひとつが、野菜の試食です。
たくさんの自慢の野菜を、大量にしかも割と大きくカットして、きちんとふたを付けた容器に入れて、ドレッシングも用意して試食を提供しています。
いくら新鮮だ、美味しいぞ、甘いよ~と言われても、見た目は普通の野菜です。
ただ並べているだけでは、売れる訳ではありません。
普通に野菜を買うのならば、スーパーマーケットに行った方が、もっとたくさん並んでいますから、他の食材を買うついでに買えるのです。
晩ご飯の献立を考えながら買うときに、野菜だけが並んでいても、買いにくいですからね。
だから、「試食」なのです。
本当に一生懸命試食を勧めてくれます。
試食をすると・・・・うん、確かに甘い。美味い。そして、新鮮さが伝わってきます。
でも、この試食だけでも、まだまだ足りなさそうです。
まだまだ、Oisixの野菜を求めてお客様が押し寄せている訳ではありません。
そこで、スタッフたちが始めたのが、その野菜を生産している農家さんが「どういう人なのか!」と言う事を呼び込みでアピールするという方法です。
それが、冒頭の言葉。
この「三竹さん」という方は、Oisixのホームページによると、愛知県の農家さんで、通信販売のOisixでは「あまっ娘野菜」という名前で販売している人気野菜の生産者です。
アトレ吉祥寺のOisixリアル店舗でもその野菜を販売していますが、スタッフ達は、その「三竹さん」がどんなおじさんなのかをアピールしているのです。
ホームページのように、自分でサイトを見に行ってじっくり見る事の出来る媒体ですと、そこに掲載されている情報で、いろんなことがわかります。しかし、リアル店舗では、商品そのものはあるもののそれを説明するものは、POP、試食、そしてスタッフの言葉だけなのです。しかも、それをアピールできる時間は非常に限られた短い時間なのです。
それを克服するための工夫が「三竹さんってこんなひと」という感じで伝える情報の提供なのです。
私も、その「三竹さん情報」を伺って、思わずどんなおじさんなのかなって想像してしまいました。
さて、アトレ吉祥寺のOisixは、まだまだ大繁盛まで入っていない様子です。
でも、きっと、この調子でもう少し営業を続けて行ったら、きっと、たくさんのOisixファンが、連日押し寄せるお店になることでしょうね。
私も、その日を楽しみに待ちながら、このOisixのリアル店舗を利用し続けたいと思います。
顔晴れ~Oisix!!
※Oisixの会社の公式ホームページはこちら
http://www.oisix.co.jp/
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年02月28日
- 10:49
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