おお~いいね!・・・タバスコのキャップを取ってからお客様に届けるホールスタッフ
「すみませ~ん、タバスコ下さい」
「は~い、ただいま~」
と言って彼女は、数本のタバスコが置かれている棚から1本を手に取り、私のテーブルまで持って来てくれました。
「ありがとう。」
私は、そう言いながら、そのタバスコを受取り、私の目の前で湯気を上げているとろりと溶けたチーズが乗ったポークソテイに少し振りかけたのでした。
さて、何の変哲も無さそうなこのレストランでの光景。
でも、この光景の中には、実は、ホールスタッフの気の利いたちいさな親切があったのです。
それは、彼女が持って来てくれたタバスコは、私が使うときにはすでに、その赤い小さなキャップを開けられていたのです。
彼女は、タバスコを取って私の席に来るまでの間に、その赤い小さなキャップをくるくるっと回しながら、私の席に近づき、
「はい、お待たせいたしました。タバスコどうぞ~」
そう言いながら、私の目の前にキャップの開いたタバスコを置き、そして、その横にキャップを置いたのです。
ここは、三鷹駅北口徒歩5分のところにある、AZ DINING三鷹店(アズダイニング)。
毎日毎日ランチもディナーもいつも満席状態が続くビストロです。
近くにある大きな会社の社員だけでなく、近隣住民も入れ替わり立ち替わりやってきます。
貸し切りパーティの予約も多く、この町一番の人気のお店なのです。
そして、お客様から求められたタバスコを、そのキャップを外してからテーブルに届ける小さな親切をしてくれたのは、この店の看板スタッフのAさん。美人です!
でも、この店。繁盛はしていますが、立地は決して良いとは言えません。
本店は、吉祥寺で人気のレストランなので、私もこの店が三鷹駅近くに出来たときは嬉しかったのですが、さすがにこの場所はどうかな~と思わず心配したほどでした。
でも、そんな心配をよそに、ずっと繁盛し続けているのは、わざわざこの店に行くだけの理由があるからなのです。
その理由が、料理の味、価格、そしてこの美人スタッフのサービス力なのです。
彼女の「気がつかないほどの小さな親切」は、近隣サラリーマンの心を本人達が気がつかない間にぐぐっとつかんでいるのです。
「気づかないほどの小さな親切」って、いざされると思わず「お!サンキュ~!」と思いとても気分が良くなります。
例えば、お冷やを注いで欲しいな~と思って顔を上げたら、もうスタッフが目の前にピッチャーを守って立っている。
食事が終わって手を拭こうかなと思ったら、何も言っていないのに追加のナプキンを持って来てくれる・
とんかつの付け合わせのキャベツのおかわりが欲しいな~と思ったら、もう目の前にキャベツのおかわりを持っているスタッフがいる。
こんな接客が出来るスタッフがいたら、何度も行きたくなりますよね。
これらは、お客様の様子をよく観察し、そのお客様はどうされたら嬉しいかをいつも考えていると自然に出来る事なのです。何も難しいことではありません。
いま、あなたが未だそれができていないのでしたら、まずは、「よくお客様を観察する」ことから始めましょう。
そして、自分自身がお客様の時に、「ああ~いいね!」と思う瞬間を探してみましょう。
そうすると、「気づかないほどの小さな親切」のポイントが掴めることでしょう。
タバスコのキャップを開けてからお渡しするのも同じです。
ほんのチョットの小さな親切なのです。
それが、とても大きな違いになるのです。
その実例、見本を見たくなったら、ステキな笑顔で接客をしてくれるAさんに会いにAZ DINING三鷹店に行くことですね。
きっと、ステキな学びがあると思いますよ!
※AZ DINING三鷹店の食べログサイトはこちら
http://tabelog.com/tokyo/A1320/A132002/13060310/
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年04月11日
- 09:46
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