店長のための観る聴く問う講座:9つのスキル「認める・・・承認する」その2
「尊敬される上司・店長って、僕にとっては『ものすごいひと』と言うイメージでした」
若き店長にとっては、「尊敬する店長のイメージ」とは目の前の出来る店長そのものでした。
そのため、スタッフが本音を語ってくれるためには「尊敬され信頼される事が大切」と言われても、そのハードルは相当に高いと感じていたのです。
しかし、出来る店長が言う「尊敬され信頼される店長とは『承認』を四六時中してくれる店長」だというのです。
「四六時中『承認』すれば良いんですね・・・なんだか、出来る様な気もするし、難しいような気もします・・・」
「まあ、最初は意識しないと出来ないかも知れないね。でも、この『承認』って、癖にして、あたりまえにして、その人らしさそのものにならないと、四六時中レベルにはならないだろうな」
「うわ~これは長い道のりですね、きっと・・・」
「まあ、でも、それでは『尊敬される店長』がなかなか生まれなくなっちゃうね・・・それはまずいので、『四六時中あたりまえのように承認が出来る魔法の言葉』をレクチャーしてあげよう」
「はい、宜しくお願い致します。」
出来る店長は、いつものようにホワイトボードに「魔法の言葉」を書き出しました。
1)なるほど
2)がんばっているね
3)ありがとう
「四六時中『承認』が出来る様になるためにはこの3つを口癖にすれば良いんだよ」
「え?これだけですか?」
「そう、この3つは、相手を観ていることと聴いていることをしなくては出来ないんだ。しかも、もし相手が間違っているときでも、これなら言えるからね。まあ、受け止めて、激励して、感謝すれば良いんだよ。他にも『へえ~』とか『うわ~』『~そうなんだ』なんてのもお薦めだね」
「そうか~そう言えば、尊敬する上司って、いつもこの3つを言っていたような気がします」
「あはは、でも逆に、嫌な上司ってこの言葉の反対をよく言ってるんだよ」
▲1)何言ってるの?
▲2)がんばってるか?
▲3)あたりまえだよね
「ううう・・・『がんばってるか?』もダメなんですか?」
「ダメではないけれど、『がんばっているね』に比べると効果は半分以下だよね」
「そ、そうですか・・・まいったな・・・」
上司として部下から尊敬されるには、何も特別な成果や行動がいつも必要な訳ではありません。
日頃からの、ほんのちょっとした言葉の使い方の違いにこだわるだけで良いのです。
「なるほど」「がんばっているね」「ありがとう」
そして、
「へえ~」「うわ~」「~そうなんだ」
そんなに難しい言葉ではないと思いませんか?
部下が本音を話してくれないと感じているあなたは、ちょっとこれらの言葉を使うようにしてみてはいかがでしょうか。きっと、部下の反応に変化が出てきますよ。
きっとね。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年07月20日
- 06:52
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