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この本いいよ!「おもしろい企画がなぜ、残念な商品・サービスに変わってしまうのか?」太田昌宏著
この本は、本屋さんで平積みされているのを見て、タイトルの面白さひかれ、手に取り、そして、「はじめに」と「目次」で購入を決めた1冊です。
「はじめに」の中には、「なぜ同じ会社なのにそんなに後ろ向きなの?」「売ってみないとわからないでしょ」と、商品開発の現場だけでなく、新店開発でも、キャンペーンをするときでも、こう言う言葉はしょっちゅう聞こえて来るものです。
そんな時私はいつも、「後ろ向きになるのには理由がある」「売る前にわかる方法がある」と言いながら、各部の調整をしていましたし、今も、そのような声に立ち向かいながら日々コンサルティングをしています。
そんな中で感じていたのが、いくらロジックを組み立てて、グの根も出ないように理論武装をしても、そうは簡単に決裁者や、チームメンバーや現場の不安は解消出来ないと言うことです。
この本の著者も、同じような悩みや苦しみを味わっていたようです。
彼が、体験し、身につけ、ノウハウにまとめ上げてくれたのは、ロジックや企画を生む力だけではなく、その企画を具現化し、商品として販売し、売れる様にしていくためのプロセスに於いて、如何に周りを巻き込んでいくか?という「ひと」にフォーカスしている部分でした。
この本では、それを、ある開発担当の若き社員を主人公に、アドバイザーとしてのエビス様と言うキャラクターを使ってわかりやすく伝えてくれています。
この手法は、最近「マンガでわかる」などのシリーズでよく使われる方法ですが、会話形式で説明してくれるためリアリティが高く、わかりやすいのがイイですね。
自分も、こう言う形式で本を書きたいな、と思いながら、ドンドンと読み進めることが出来ました。
紹介されているノウハウは、一般的に言われている基本のノウハウがほとんどです。
しかし、そう言うせっかくのノウハウを自分の仕事に上手く応用出来ないのが現実です。
この本では、それを、自分の実際の仕事の置き換えながら読むことが出来るように、書かれているため、たとえば「三現主義」や「WIN-WIN」なども、応用しやすく感じました。
さて、この本で、エビス様が主人公にレクチャーする最後の言葉・・・
「成功するためには成功するまで続ける」
私は、この言葉を、今、自分自身が取り組んでいるプロジェクトに置き換えながら、改めて心に刻み込みました。
今日から、自分の企画を世の中に広く展開するために、仲間達をドンドン巻き込んでいきたいと思います。
そのためには、WIN-WIN、三現主義、仮説検証、ストーリー化、そして情熱。
そして忘れてはならないのが、「成功するまであきらめない」と言うことですね。
主人公の、若葉とエビス様を通じて、著者である太田昌宏さんが伝えてくれた、これらの大切なポイント。
開発や営業で壁を感じている人には、是非一読して学ぶ価値があると思います。
オススメです。
太田さん、ありがとうございました。
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- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2015年10月18日
- 11:31
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