「これくらいの大きさなら如何ですか?じゃあ、これの中身を空けてきますね。少しお待ち下さい。」
先日、荷物を宅配便で送るための段ボール箱を購入しようと自宅近くのセブンイレブンの店員さんの言葉です。
今更ながら気がついたのですが、宅配便用の段ボール箱、コンビニとか100円ショップで買えると思っていたら、置いていないんですね。特にセブンイレブンだったらヤマトを扱っているので置いてあると思ったのに・・・
実は、最初に段ボール箱を買いに行ったのが、自宅マンションにあるコンシェルジュコーナー(と言っても宅配便と洗濯物の取り次ぎだけですが・・・)でした。でも、そこでは段ボール箱は扱っていない・・・
で、次に行ったのが100円ショップ。でも、取り扱っていない・・・
3番目に行ったのが、近所のセブンイレブンでした。でも、そこでも扱っていない・・・・
しかたなく諦めて帰ろうとしたら・・・
店員さんが「ちょっと待って下さいね」と言って、奥の倉庫から持ってきたのが、商品の入った30cmくらいの段ボール箱だったのです。
「あ、それ丁度良い大きさです!」
「お!良かった!!」
と言うと、彼は、「お安い御用です。」と箱の中身を取り出して、空箱を私にくれたのでした。
まあ、確かに、外箱ですから中身を出したらもう用は無い物です。捨てるだけです。
でも、嬉しかったのは、彼がちゅうちょ無くさっと、臨機応変に対応して下さったことでした。
しかも、笑顔で!
別に「取り扱っていないんです。」と断っても良いのです。無い物をねだっても仕方がありませんからね。
1軒目のコンシェルジュコーナーも、2軒目の100円ショップも断りました。彼らの所にも空箱はあるのです。でも、それをタダであげるかどうかは、彼らの判断です。別に良いのです。文句は言いません。
でも、セブンイレブンの店員さんは、瞬時に私の為に対応して下さいました。それも、ごく自然に、当たり前のように、です。
うん!これぞ「相手軸」
コンビニって、どこにであるモノを定価で、特に何の特徴も無いような感じで、ただ待ちの姿勢で売っているだけのような・・・そんな印象を与えてしまうような「難しい商売」です。
でも、それは全然違います。どこにでもあるようなモノだから、彼らはその限られた条件の中で、一生懸命独自性、特徴を出そうとしています。サービスも接客もまた然りです。
コンビニエンスストア各社の取り組みや、個店別の努力を見ていると、本当に勉強になります。是非とも、何気なくコンビニを利用するのでは無く、ちょっとだけ深く見つめて見て下さい。へえ~ッというようなことがきっと見つかりますよ!!
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