昨日は、ビジネスGIS学会で講演というか、成果発表というか、少しお話しをしてきました。
プレゼンをしたのは、私を含めて5名。
民間企業の店舗開発やマーケティング担当者が4名で、学術研究のグループが1名。
場所が、なんと、東京大学工学部の教室。
ミーハーな私は、少し早めに到着して、赤門を撮影。
東大ブランドの売店を覗き。
工学部にあるスターバックスコーヒーでコーヒーを飲み。
東京大学の空気に触れて、チョット賢くなった気分を満喫して参りました。
さて、学会の方ですが、民間企業のプレゼンでは、まず、朝日オリコミ様が、名古屋地区でのオリコミ業者間競争に勝つための差別化として、如何にしてGISを有効活用し、クライアントの新聞オリコミ効果を高めていくかと言う成果を話されました。
担当の方は、元々小売店の現場にいた方なので、クライアント目線での現場ニーズを良く理解されていることが、成果に繋がっているな、と感じました。
二番手は、眼鏡市場を展開するメガネトップ様の店舗開発担当者様が、新店開発に於ける自社インパクト回避と売上予測にGISを活用されている事例をお話しされました。
この方も、現場の店長経験があるとのこと。GISの活用視点に、その経験を活かされているのが感じ取れました。
三番手は私。私は、マクドナルドととんかつ新宿さぼてんで実感した「現場の店長が、商圏を見る眼を身につけると、やるべき事が明確になり成果に繋がる」と言う切り口でお話ししました。
一見難しいGISや統計データですが、それに、来店されたお客様からの情報、商圏内に今いる人達からの情報を重ね合わせると、店舗が攻めるべきエリアが自ずと見えてくると言うお話しをさせて頂きました。
(詳しくは、また別の機会にブログにてご紹介致します)
四番手は、今大人気のカジュアルフィットネスのカーブス様。
既に日本で1200店舗を展開しておられます。
コンセプトが「女性だけの30分健康体操教室」。
今までこの業界にあった数多くの常識、固定概念を物の見事に打ち破って、完全勝ち組状態を獲得されています。
このカーブス様についてもいずれ、ブログで詳しくご紹介したいと思いますが、何よりも素晴らしいのがその志の高さです。
現在は1200店ですが、いずれは,1500店、2000店を目指されています。
そして、会員様の健康をサポートされることで、自店舗周辺の医療費の削減にも貢献したい。
自分達の存在が、日本の健康を支えるぞ!と言う高い志を感じさせて下さいました。
企業経営に於ける、経営層の志の高さが、現場のモチベーションにもつながるんだな、と言う基本原則を目の当たりに見せて頂きました。
最後は、東京大学地球観測データ融合連携研究機構、秋山祐樹博士から、地図データ、統計データ、デジタル電話帳データを統合して可視化する仕組みが紹介されました。
普段私が触れている世界、情報との距離感は、かなり感じますが、こう言う学術研究レベルのデータと私が関わる現場のデータの接点を見つけて、今までの固定概念を覆す、もしくは飛躍的に発展させるような面白い物を創り出して行きたいな、と思いました。。
特に、飲食店の様に、お客様の個人情報を(ほぼ)持たない業態は、お客様個別の動き(属性や購入頻度や購入内容など)を把握するのが非常に困難です。
会員カードとPOSデータの連係、アンケート調査との重ね合わせなどで、マーケティングポイントを探るのが今取り組むことの出来るレベルですが、もっと先、もっと未来を見つめて、お客様も飲食店も双方が更に満足度を高めることが出来る仕組み。
そういう仕事にも取り組んで行きたいですね。
寝不足と、いつもと違った脳みそを使ったおかげでフラフラですが、非常に刺激的な時間を過ごせました。
関係者の皆さまに心より感謝致します。ありがとうございました。
東京大学地球観測データ融合連携研究機構、秋山祐樹博士のホームページはこちら
http://shiba.iis.u-tokyo.ac.jp/member/akiyama/works.html
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