フェアな店長評価がやる気と業績に直結する
昨日は、MS&Consulting社様主催の、SPC経営研究会のセミナーで、お話しをさせて頂きました。
出席者は、飲食、サービス、小売店の経営者、人事担当者、採用担当者、営業部長など、そうそうたる面々です。
ですので、超ポジティブ&超熱心!
私は、受講者の「学び」の姿勢の高さに、少したじろぎながら・・・でも、負けずに60分間のラウンドを戦い抜きました。
最後は、皆さんにひと言ずつ頂き、主催者側が期待したエンディングゴールには何とか到達出来たのではないかな?と自負しております。
私がお話ししたテーマは、「成果の出ない店長が、自分で気づき、自分で動くために、必要な事」です。
私は、「評価」という仕組みにかなり拘りがあります。
人は「承認」と「期待」で持って「前進する」と考えています。
その為には、「目標」と「評価」が必要です。
また、人には「やる気」と「強み」は、必ず持っているとも思っています。
この「やる気」「強み」「目標」「評価」が、うまく循環さえれば、間違いなく店長は、成果を上げ、企業の業績は向上します。
しかし、現実の評価システムは、これが単なる理想論かのごとく、大きな壁に阻まれて、「店長の行動の結果によるスタート時点との差」ではなく、「店舗の結果の総量」で評価されてしまいます。
なぜなのか?
この方が楽に評価出来るからです。
それではダメです!
現場のやる気の源泉となる「評価」システムの確立で楽をしてはいけません。
まじめに取り組まないと行けないのです。
それが企業の命運を分けるのです。
この図は、今回お話しした中で、評価プロセスとして説明をさせて頂いたものです。
このプロセスの各項目は、全て大切ですが、中でも一番キーとなるのは、「目標」です。
企業の評価担当者は、この「目標」にもっと注力するべきです。
「成果」については、良く発表会を行います。
一番効果的なのは、「目標」の発表会を行う事です。
「目標」をみんなの前で宣言する。
それをみんなで受け入れる!協力する!励ます!助ける!
それがチームワークです。
確かに、結果からもチームワークは生まれます。
しかし、スタート時点で「目標」を共有できると、その時点でチームワークは生まれ始めます。
高い成果に結びつく可能性は数倍にふくれあがるのです。
それが「承認」と「期待」です。
昨日の、経営研究会では、多くの受講者の方々が、この主旨を理解されたようです。
一人でも多く、一社でも多く、店長が自分で気づき、自分で動き出す、この仕組みを取り入れ始めたら、提唱者として最高の幸せです。
あなたの会社も、「目標~評価」の仕組みをもう一度見直して、店長の「やる気」を引き出してみませんか!
昨日のSPC経営研究会のHPはこちら → http://www.msandc.co.jp/spc_about.html
- author: PEOPLE&PLACE(ピープル&プレイス)
- 2012年07月26日
- 11:22
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