
「松下さん、お顔が怖いです!」
半沢コーチのフィードバックは、いつも私に、新しい気づきを与えて下さいます。
私が受講しているヴォイスコーチングは、受講生の持つテーマ、ゴールに向かって、
それを如何に高いレベルで達成させるかが、コーチングの目的になっています。
一般的な、ヴォイストレーニングとはチョット違います。
受講生によっては、カラオケトレーニングをするようですし、
発声練習が、基本になっているケースもあるそうです。
私の場合、私のセミナーの聴講者が、私のセミナーで新たな気づきとその日からの行動エネルギーを得る為に
品質の高いセミナーが実施出来るようになること、が目標です。
ですので、ヴォイスコーチング当日は、私が、実際に教室でセミナーをして、
それに対して、コーチが、フィードバックをして下さる方法を採っています。
その中で、私が気づいていない、もしくは、すっかり忘れてしまっている「そもそも」を引き出して下さるのが、
半沢コーチのヴォイスコーチングなのです。
で、、、、、
「松下さん、お顔が怖いです!」
これは、セミナーの立ち上がりをデモンストレーションしていたときに言われました。
自分としては、受講者にプレッシャーをかけるつもりもありませんでしたし、
叱るとか、怒るとか、苛つくとか、追い詰めるとか、、、、
もちろん、そんな感情は、全くありません。
なのに、怖い顔をしていたのです。
自分が意図していない表情で相手に、相手に意図していないプレッシャーを与えている。
ショッ~~ック~~(>_<) ※久々の顔文字・・・
そんな意識ではないはずなのに・・・何が、そういう表情にさせているのでしょうか?
その表情は、私が、サラリーマン時代に良くしていた表情です。
仕事やコミュニケーションがうまく行かないとき、
自分の想いが上手く伝わらないとき、
自分のペースを乱されたとき、
誤解されたとき、
思い出すのも嫌な表情をしていました。
私のすぐ近くにいる部下達は、私の性格を把握してくれていましたので、そんな時にいつも的確にフィードバックをしてくれていました。
「松下さん、怖い顔をされています」と、
しかし、たまに仕事で絡む程度の人は、私の一部しか知りません。
松下さんは、怖いひと・・・その方達は、そう言う印象を持っていました。
もう少し理解してくれた人は、
「明るく楽しくやさしい松下さん、の時は、近づいて話をしたいけれど、
厳しくて怖くて怒っているような松下さん、の時は、近づかないようにしています。」
と言ってくれました。
執行役員という仕事の責務上、ミッションや目標の徹底は、自分に課せられた大切な仕事です。
そこには、何が何でも達成しようという強い意志があります。
その為の真剣さが、深刻さになって相手に、かなり強いプレッシャーを与えていました。
でも、自分自身は、そんな時の自分を、好きになれませんでした。
なので、明るく、楽しく、面白く、そして、だらしくなく、お茶目な自分を出したいと思っていました。
そして、独立をしてからは、厳しくプレッシャーの強い自分を出さなくても良くなったことに、とても身軽感を感じていました。
なのに・・
「松下さん、お顔が怖いです!」(笑)
この表情をしたときの私は、セミナー冒頭で受講者に話しかけ、問いかけたシーンでした。
「いかがですか?」
「どう思われますか?」
この時の私の心理状態は、
相手に問いかけながらも、
「自分が想定したと反応と、違う反応が来ても上手く対応出来るようにしよう」
と言う、頭が高速回転をし始めている状態でした。
コーチング的に言うと、
相手が話をしているときに、自分のことを考えている状態
つまり、「自分軸状態」だったのです。
なので、かなりの緊張感が私を襲っています。
私は、既に臨戦態勢です。
戦いに臨む私は・・・・「怖いお顔」になっていたのです。
相手にプレッシャーをかけたくて、受講者に話しかけている訳ではありません。
お互いに共感し、より一体感を持つ為に、話しかけているはずです。
でも、私は相手と戦っていました。
語りかけが、攻撃になっていたのです。
「そもそも、松下さんのセミナーでは、何を感じ、何をお持ち帰り頂きたいのですか?」
大切なキーポイントに気づき、その日からの行動エネルギーをお持ち帰り頂きたいのです。
その為にする私の問いかけの時の姿勢は、
相手の話を聞く、
ではなく、
相手の話を聴く、
耳+眼+心 で聴くことです。
私はコーチです。
コーチの心構えは、相手を相手として認め、それを受け入れる、こと。
最後までしっかり聴けば、想定外の対応なんて何でもありません。
どう言う反応があっても、それは相手でありそれを認め受け入れれば、戦う必要はありません。
「まずは受け入れろ」
元船井総研の宮内亨先生がいつもおっしゃっています。
今回のヴォイスコーチングでは、自分のセミナーに対する「そもそも」を思い直すことが出来ました。
半沢コーチ、ありがとうございました。
自分の声に気づきを与えて下さる半沢コーチの公式HPはこちら
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